リフォーム工事するならアスベスト調査が必須!必要性と流れについて
2024/08/08
こんにちは!青森市で様々なリフォームを承っておりますリフォーム専門店建築工房UNIOUSです。皆さん、『アスベスト』という物質をご存じですか?昔は一般住宅でも広く使用されてきたものですが、近年、アスベストがもたらす健康被害を懸念しリフォーム工事をする際にはアスベストが含まれていないかといった調査を行う事が必須となっています。今回はそんなアスベスト調査の必要性と調査の流れについて解説していきます。
目次
リフォームとアスベスト調査
なんで必要なんだろう?
大気汚染防止法の点から調査が必須に
アスベストは人体への影響や大気汚染への影響を与えるとされ、建物の解体やリフォームを行う際にアスベストが含まれていないかを確認する調査が2021年4月から必須化されています。また翌年の2022年4月からは下記のリフォームを行う場合にはアスベストを含んだ建材を使用している・いないにかかわらず事前調査を実施し都道府県への行政機関へ報告することを義務付けされています。
- 建物の解体を行う場合床面積が80㎡以上の場合
- 建物の改造・補修・工作物の解体・改造を行う場合に請負金額合計が100万円以上の場合
アスベストは人体へ特に悪影響を及ぼすもの
1950年代から長く建物の建材として活用されてきたアスベスト。なぜこんな調査の対象になるほどの懸念がされているのでしょうか。それは、アスベストの性質にあります。アスベストは別名『石綿』といわれ、とてもとても小さな繊維です。このアスベストは呼吸を行う際に人体に取り込んでしまう事で排出されないものだといわれています。体内に取り込まれ長い年月をかけて蓄積されたアスベストは徐々に人体に悪影響をもたらし、肺がんやじん肺といった病気を発症させる恐れが高いものなのです。こういった危険性が発見されたため1975年以降徐々に規則を厳しく定めつつ、2006年にはついに0.1%のアスベスト含有率をも許さないようになっています。
アスベスト調査の流れ
どんな流れでやるのかな?
リフォーム工事前に行うなら2段階の調査が必要
リフォームを行う際に事前調査としてアスベスト調査を行っていきます。まずは書類調査です。設計図を元にこの建物が何年に建てられているものかを確認していくことでアスベストを使用している可能性を把握していきます。その上で現地調査に伺い、書類記載の内容に相違がないかを重点的にチェックしていきます。現地調査の上でもアスベストが使用されていないという点がわかればここで調査は終了です。書類調査と現地調査では完全にアスベストの使用を否定できない場合には、該当の部分を採取し分析調査に進みます。
万が一アスベストが確認されたらリフォーム工事に合わせて飛散防止の対策工事を
事前のアスベスト調査にて使用されている事が明らかになった場合は、希望するリフォーム工事を行う前にアスベストが飛散しないための防止工事を行う必要があります。アスベストの吹付面を他の建材で覆い隠し密閉してしまう囲い込み方法や、アスベストの表面に固形材を塗布し飛散しないように防ぐ方法、もしくは、アスベストを完全に除去し別の建材に変更してしまう除去工事があります。いずれもその建物・アスベストの状態に合わせて適切な方法をとっていきます。もちろん、この工程にもそれぞれ費用が掛かりますし、かかる金額は対象の広さ・工法によっても異なってきます。ですが、お金がかかるからといってこの工事を辞めるということはできません。義務でありそこに住み続ける自分たちの健康を守るために重要な工程であることを理解しましょう。
アスベスト調査は健康を守るために重要なものです
まとめ
今回はリフォーム工事におけるアスベスト調査の重要性について解説してきました。アスベストは健康被害につながるとされるとても厄介なものです。リフォームのタイミングに合わせてしっかりと調査を行っておくことは特に重要です。十分に確認し対応していきましょう。
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