トイレはリフォームで移動や増設が出来る？

こんにちは！青森市で様々なリフォームを承っておりますリフォーム専門店建築工房UNIOUSです。お家で生活する上で欠かせない設備でもある『トイレ』。一緒に生活する家族の人数が増えたり、生活スタイルが変わっていくことで、トイレの場所を移動したくなったり、増設したくなったりするケースがあります。リフォームではそんな悩みを解消することが出来るのでしょうか？今回はトイレの移動と増設について、リフォームの注意点を解説いたします。

今あるトイレをもっと利便性の高い場所へ移動したい場合、リフォームでの注意点としては、移動先までに配管が届くのか、そもそも伸ばすことで対応できるのかを明確に判断する必要があります。配管とは、トイレで用を足した排泄物を含んだ水を流す配管を指し、キッチンや浴室の水を流す配管とは異なるルートを通ります。そのため、今設置されている汚物用の配管が、移動希望先まで延長できるかどうかを見極めていきましょう。また、移動した先で勾配をしっかりと保てないと、流した汚物が便器に逆流してしまう可能性があるため、その点からもチェックが必要です。この2点を達成できない場所への移動リフォームは難しいと考えましょう。

更に、トイレを移動した後の生活同線をイメージして検討することも重要です。家族みんなが利用しやすい場所であるか、夜間等に使用する際も転倒リスクなく安全に使用できる場所であるかを始め、十分に検討しましょう。合わせて考えておきたいのは、来客者がトイレを利用するケースです。よりプライベート空間に設置してしまうと、来客者へトイレを貸す際に少し抵抗が生まれてしまいます。移動した後の動線をしっかりと検討しましょう。

トイレを新しく増設したい場合には、今ある排泄物を流す配管から、うまく分配して延長することが出来る環境であるかを入念にチェックしていく必要があります。増設を希望する場所まで配管を延長できなければ、物理的にトイレ増設は難しくなり、また、延長する距離が長くなればなるほど施工費用も高額になっていきます。新しく配管を引き直すともなれば、想定よりもはるかに高額なリフォームになってしまう可能性がありますので、見積時に入念なチェックを行ってもらいましょう。

また、トイレを増設するリフォームの場合、このリフォームにかかる費用だけではなく、今後半永久的に、トイレ1台分にかかる電気代および水道代がアップするという点も理解しておきましょう。増設する前よりも使用明細の金額が上がる事は不可欠です。新しく設置するトイレの性能で、省エネ効果のある製品を選ぶ等することで、利用料を削減する工夫を取ることが出来ます。こういった視点からも十分な考慮が必要です。

今回はトイレリフォームで移動や増設をする際の注意点について解説してきました。いずれのリフォームの場合も、既存の配管を活かし使用できるかが重要になります。こういった依頼を検討される場合には、リフォーム会社との入念な現地確認が最も重要になりますので、まずはしっかりと相談することから始めてみましょう。そこに住まう人にとってより快適な住環境を整えるためにも、後悔ないように計画を進めましょう！