リフォームにペアローンってアリ？

こんにちは！青森市で様々なリフォームを承っておりますリフォーム専門店建築工房UNIOUSです。

これから大規模なリフォームをして新しく住まいを整えたいと検討している方の中には、資金繰り計画の際にローンを検討される事も多いでしょう。今回はそんなシーンにフォーカスして、『ペアローン』について考えていきましょう。

ペアローンがもたらすメリットや、把握するべき注意点についてを解説していきますので、ぜひご覧ください。

まずはペアローンがどんなものなのかを把握していきましょう。住宅ローンを組む際に大きく3つの種類に分けられます。

• 単体ローン：夫または妻が単体でローンを組む方法。主債務者は契約者本人。
• 収入合算ローン：単体同様にどちらかだけが主債務者になりますが、もう一人が連帯保証人になる方法。
• ペアローン：夫婦それぞれが主債務者になる方法。

単体ローンが借り入れできる金額が一番安くなり、収入合算・ペアローンにすることで徐々にその借り入れ限度額が増えていくことが特徴です。ただし、そんなペアローンには事前に知っておきたいポイントがあります。

そんなペアローンですが、最大のメリットはここ。借入限度額が一番高く期待できるという点です。単体ローンが借り入れできる金額が一番安くなり、収入合算・ペアローンにすることで徐々にその借り入れ限度額が増えていくことが特徴のローンです。また、夫婦それぞれで住宅ローン控除を受ける事ができるため税金の面としてもメリットをうけることが出来ます。ただし、そんなペアローンには事前に知っておきたいポイントがあります。

ペアローンを組んでしまうと、本来単体で借りられる限度額以上を借入することが出来ます。ただし、裏返せば、無理のない返済が出来なくなるくらい、厳しい借入金額になってしまうことにもなるのです。住宅ローンを組んだ時では二人とも普通に働けている為不安を抱える事がないかもしれませんが、長い人生今後なにが起きるかわかりません。何らかのケースでどちらかが通常に働けなくなってしまった場合には、この返済が過剰に厳しいものとなってしまいます。

• 心身トラブルで働けなくなってしまう
• 産休や育休で通常の収入がない
• 子育てのために仕事を退職
• 親の介護のため時短勤務になった

このように、今の働き方は今後ずっと続けていけるといった保証はありません。何らかのトラブルがあった時でも返済できる範囲の限度額を超えてしまっているという認識を持っておきましょう。

住宅ローンを組む際、主債務者が亡くなってしまった場合、借入している金額の返済義務がなくなることが一般的です。ですが、ペアローンの場合には少し違い、どちらか一人分のローンの返済義務がなくなるだけで、残っているもう一人分のローンの支払い義務は残り続けます。そのため、育児・家事等を一人で行った上で、今まで通りローンを支払っていかなくてはなりません。これは、あまりにも非現実的なケースになってしまう為、ペアローンを組む際には万が一の死亡時を想定した資金繰りが重要になるのです。

今回は大き目なリフォームを伴う住宅購入におけるペアローンについて解説してきました。ペアローンのメリットである借入金額枠の向上は特に魅力かもしれませんが、万が一を想定し、どのような状況下であっても無理のない返済が可能なのかを冷静に見極めることが重要です。